2025年、木造住宅に関する建築の法規制が大きく変わります。
住宅設計者にとって特に影響が大きいのは4号特例の縮小で、2階建て木造住宅においても建築確認の際、構造審査が実施されます。法改正により、仕様規定の必要壁量が見直され、仕様規定による構造安全性への適合のハードルが高くなり、一方で、許容応力度計算（構造計算）を行う場合は「仕様規定の必要壁量の確認を要しない」と変更されます。
これらにより、今後は確認検査機関等との構造に関する質疑等のやり取りが増えることが予想され、木構造の確かな知識がより必要となってきます。木構造の知識を深めるには、「許容応力度計算」をマスターすることが最も近道であると考えます。

最近、

• 「建物の構造安全性をしっかり把握して設計したい」
• 「施主の要望が増えてきたので構造計算をできるようになりたい」
• 「構造計算することで他社との差別化を図りたい」
• 「構造設計の外注費を減らしたい」

このような方を対象に、
「はじめての許容応力度計算セミナー」を、東京、名古屋、大阪で開催します。
テキストには、2023年3月に発行になりました、大橋好光先生（東京都市大学名誉教授）と柳澤泰男(弊社会長)共著の「設計実務に使える木造住宅の許容応力度計算」を使用します。
本セミナーは、許容応力度計算の入門的な内容で、検定項目の概要等を説明します。
ホームズ君「すまいの安心フォーラム」は、これから構造計算をはじめる方を全面的にバックアップいたします。
セミナーのご参加を心よりお待ちしております。

講師：インテグラル 会長　柳澤 泰男

• 構造計算ルートと法的位置づけ／木造軸組み構法の構造計算の特徴
• 検定項目とその概要
• 荷重の種類と組み合わせ／鉛直荷重の算定／風圧力の算定／地震力の算定
• 鉛直構面の剛性と許容せん断耐力の計算
• 梁上耐力壁の許容せん断耐力の計算
• 地震力・風圧力に対する水平構面の検定
• 鉛直荷重による横架材の曲げとたわみに関する検定
• 横架材のせん断に対する検定
• 梁上耐力壁による曲げモーメント・せん断力計算
• 鉛直荷重による柱の座屈／鉛直荷重による土台のめり込みの検討

講師：インテグラル 営業企画部　木村 良行

• ホームズ君「構造EX」を使った許容応力度計算の流れ
• 計算内容やＮＧ解消法が使いながら学べる便利機能
• 構造３ＤビューアでＮＧ解消法や検定比が見える
• 初心者によくある質問（固定荷重の設定方法、ペントハウス、基礎人通口等）