「耐震等級３」が標準となる中、これを仕様規定でおこなうのか許容応力度計算でおこなうのか、また、基礎は構造計算するのか？など、設計者に求められることは増えるばかりです。しかしながら、大地震や気候変動を踏まえれば、設計者はその責任において対応していく必要があり、施主に説明することが求められているとも言えます。

このような状況に際し、山辺豊彦先生(山辺構造設計事務所 所長)を講師にお迎えして、「人通孔の安全な設計」と題してご講演をいただきます。従来のよく施工されていた「地中梁を設けない基礎」の問題点や、梁の応力を考えて設計することの重要性を丁寧、かつ、コンパクトにご説明いただきます。また、住木センターの認定を取得したホームズ君の【拡張連続梁方式】について、赤根健司様（山辺構造設計事務所主任・構造設計一級建築士）より、計算の概要をわかりやすくご説明いただきます。講演後にはQ&Aのコーナーも設けます。

弊社インテグラルからは「ホームズ君構造ＥＸ」における【拡張連続梁方式】を用いた設計方法、および今年10月リリースの新機能『構造３Ｄビューア』を用いて基礎の応力の確認方法について詳しくご説明いたします。
木造建築物の設計・施工に係わる技術者の皆様にぜひお聴きいただきたい講演です。 皆様のご参加をお待ちしています。

なお今回は、新型コロナウイルス対策として、YouTubeライブセミナーとさせていただきます。

第一部　特別講演　山辺　豊彦先生「人通孔の安全な設計」(60分)
人通孔はどこに設けると危険か？ リスクの高い事例紹介 人通孔まわりの補強方法例 人通孔部分の地中梁の寸法 基礎梁の設計	山辺豊彦 先生 （山辺構造設計事務所　所長） JSCA関東甲信越支部 東京サテライト 顧問。 住宅医協会 代理理事。 [著書]「ヤマベの木構造」、「世界で一番やさしい木構造」他。
第二部　ホームズ君での基礎の設計と基礎梁に生じる応力の確認方法(30分)
第一部でのご説明内容を【構造3Dビューア】で確認します。 （紹介：株式会社インテグラル）
Q&A　教えて！山辺先生コーナー(10分)
事前に、ユーザー様からお寄せいただいた質問にお答えいただきます。