ホームズ君セミナー
UA値に頼らない室温デザインのすすめ ~パッシブ設計に欠かせない室温・熱負荷計算のご紹介~

ZEH補助金が功を奏し、外皮性能の強化、一次エネルギー消費量の削減、太陽光発電の設置が飛躍的に促進されました。
ZEH基準である強化基準、さらには、HEAT20のG1を目指す住宅が一気に増え、「うちでは、HEAT20のG2です」とおっしゃる工務店さんも珍しくなくなりました。
住宅の躯体自体の断熱性能の底上げという点では非常によい方向ですが、一方、徐々にUA値だけに頼った設計での問題点も明らかとなってきました。 たとえば、省エネ基準であるUA値0.87の住宅であっても、下記にあげるような要因で、計算上の建物全体からの熱損失量は同じでも、室温、暖房負荷は違ってきます。UA値もηA値も、住宅全体を平均化して示される基準値であるため部屋ごとの差があったとしても薄まってしまいます。
また、一次エネルギー消費量を算出する際の暖冷房負荷は標準モデルプラン住戸における推定に基づく目安の計算値といえます。
つまり、UA値頼りでは、設計プランの室温変動を把握することはできないのであり、それに基づく暖冷房負荷や一次エネルギー消費量計算も大概算でしかありません。ましてや、さまざまなパッシブ設計の工夫を室温変動として確認することは難しいことでしたが、ホームズ君「省エネ診断」すまいのエコナビオプションがこれを可能にしました。
本セミナーでは、省エネ基準に基づく外皮検討の復習から、ずばり、室温変動、最低室温の設計方法、それにかかる暖冷房費を計算するところまでを紹介します。
これまでもパッシブ設計には取り組んでいたがその効果を見える化しにくかった、あるいは、これからパッシブ設計に取り組もうとされる皆様の足掛かりにもなるセミナーです。皆様のご参加をお待ちしています。
住宅の躯体自体の断熱性能の底上げという点では非常によい方向ですが、一方、徐々にUA値だけに頼った設計での問題点も明らかとなってきました。 たとえば、省エネ基準であるUA値0.87の住宅であっても、下記にあげるような要因で、計算上の建物全体からの熱損失量は同じでも、室温、暖房負荷は違ってきます。UA値もηA値も、住宅全体を平均化して示される基準値であるため部屋ごとの差があったとしても薄まってしまいます。
- プランニングによる違い
- 建設地ごとの日射量の違い
- 断熱仕様のバランスによる違い(開口強化型なのか、開口以外の部位の強化型なのか)
- 周辺条件による日当たりの違い
- 建材の熱容量の違い
また、一次エネルギー消費量を算出する際の暖冷房負荷は標準モデルプラン住戸における推定に基づく目安の計算値といえます。
つまり、UA値頼りでは、設計プランの室温変動を把握することはできないのであり、それに基づく暖冷房負荷や一次エネルギー消費量計算も大概算でしかありません。ましてや、さまざまなパッシブ設計の工夫を室温変動として確認することは難しいことでしたが、ホームズ君「省エネ診断」すまいのエコナビオプションがこれを可能にしました。
本セミナーでは、省エネ基準に基づく外皮検討の復習から、ずばり、室温変動、最低室温の設計方法、それにかかる暖冷房費を計算するところまでを紹介します。
これまでもパッシブ設計には取り組んでいたがその効果を見える化しにくかった、あるいは、これからパッシブ設計に取り組もうとされる皆様の足掛かりにもなるセミナーです。皆様のご参加をお待ちしています。

開催概要・お申込み
日にち | 時間 | 地域 | 会場 | 定員 | 申込 |
---|---|---|---|---|---|
2017年3月3日(金) | 13:00~16:00 (12:40開場) | 大阪 | (地下鉄堺筋本町駅 徒歩約5分) | 50名 | 終了 |
2017年3月10日(金) | 13:00~16:00 (12:40開場) | 東京 | KFC Hall&Rooms 国際ファッションセンター 【11階】Room113 (都営地下鉄大江戸線 両国駅 A1出口直結) | 70名 | 終了 |
受講費
無料(事前申し込み制・先着順)
※受講票はセミナー開催日の約2週間前を目安に、メールにてお送りします
講演内容
第一部:省エネ基準の外皮性能(UA値、ηAC値)と一次エネルギー消費量
- 2020年には省エネ基準が義務化
- 平成29年度の施策・補助金の動向
- 外皮平均熱貫流率(UA値)の計算方法
- 冷房期の平均日射熱取得率(ηAC値)の計算方法
- 一次エネルギー消費量の計算方法
第二部:UA値に頼らない室温デザインのすすめ
- 『UA値』に頼らない。室温・最低室温のデザイン
- UA値計算は断熱設計の通過点
- 同じUA値でも設計プランでこんなに違う、最低室温
- パッシブ設計の効果を見える化する「動的熱負荷計算」とは何か
- 定常計算VS非定常計算
- 拡張アメダスデータ最新版の公開であきらかになった温暖化
- 動的熱負荷計算ならできる!室温のデザインとは - "全館暖房の家"と"室温のリズムを感じられる家" - 夏の寝苦しさのリスクの予測 - 土塗り壁や蓄熱床など、蓄熱性のある建材を用いる効果 - 方位によって変わる日射遮蔽対策の室温への影響 - 実状にあった暖冷房負荷を求めるには間欠運転を条件にする - 暖房負荷から最適なエアコン選び - 部分リフォームの効果の予測
第三部:ホームズ君『すまいのエコナビ』動的熱負荷計算の紹介
- 敷地と隣棟の入力
- 気象の確認
- 構造材、断熱材の入力
- 算定条件の入力(暖冷房、内部発熱、照明、家電、調理、換気)
- 年間の室温変動と暖冷房負荷計算の結果をグラフ表示
- 結果の読み取り方、評価方法
※プログラムは予告なく内容を変更する場合がございます。
お問合せ
株式会社インテグラル 担当:野口・堀切
TEL:029-850-3331 (受付時間:平日9時~18時)
FAX:029-850-3334
E-MAIL:info@integral.co.jp
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