2014年4月の新年度には「2012年改訂版 木造住宅の耐震診断と補強方法」（日本建築防災協会発行）が耐震診断の新基準としてより多くの地域で導入される見込みです。

この2012年改訂版は、「従来の基準の考え方を尊重し継続性を保持しつつ、新しい知見を取り込み、かつ、技術者がより利用しやすいように充実をはかる」という趣旨のもと発行されています。実務者としては、より実情にあった耐震診断を行うために、積極的に理解し取り組んでいくことが重要と考えられます。

本セミナーでは、木造建築の耐震性・構造設計法の第一人者である大橋好光教授(東京都市大学)に一般診断法・精密診断法の2012年改訂のポイントについて旧基準と照らし合わせながら解説していただきます。加えて、集会所や幼稚園、学校など公共性の高い木造非住宅建築物を「保有水平耐力計算(精密診断法2)」で耐震診断を行う際の考え方や注意点を詳しくお話をしていただきます。

【大橋好光教授　略歴】
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東京大学 大学院博士課程(工学系研究科) 1983年 修了
永年東京大学で教鞭をとられ、現在、東京都市大学 工学部 建築学科 教授
「2012年改訂版　木造住宅の耐震診断と補強方法」(日本建築防災協会)木造住宅等耐震診断法委員会委員
「2004年改訂版　木造住宅の耐震診断と補強方法」(日本建築防災協会)改訂委員会委員

＜近著＞
「ひとりで学べる木造の壁量設計演習帳」(共著)　日本建築センター　2009年
「ラクラク建築構造マニュアル」(共著)　エクスナレッジ　2008年
「木造住宅設計者のための構造再入門」(共著)　日経ＢＰ社　2007年
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※本セミナーは事前申し込み制・先着順の受付とさせていただきます。

第一部 特別講演 非住宅建築物の耐震診断と木造住宅の耐震診断2012年改訂のポイント

第二部 2012年改訂版の評点の傾向と分析

第三部 耐震関連の施策の動向と「ホームズ君」に関するご案内

　※プログラムは予告なく内容を変更する場合がございます。